大好きな料理本のことを中心に


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ピアノとお別れ

今日は、5歳の時に母が買ってくれたピアノが旅立っていきました。
私は22歳まで、妹と弟は15歳までこのアップライトピアノで練習して
いましたから、わりと弾きこんだピアノです(超厳しい先生だったので・・)。
いろんな方にご意見を聞いて、悩みましたけど、うちにいても不遇ですし
32年も前のピアノでも充分に再生されることを知って、結局製造メーカー
に引き取ってもらうことにしました。メーカーの人も運送の人も良い方
だったので、思ったよりはさわやかな気持ちで、次の人にも愛されますように
願いながら見送れました。残念がっていた母も納得してくれました。
最後にちょっと弾いてみたりしたけど全然弾けなかった!もう15年、
練習してない~。同じ学科だった友人からの年賀状には、防音室を作ったとか
留学が目標、とか書かれてあって、なんだか恥ずかしかったです。
あと10年くらいしたら、弾きたくなるかな。。
でもいまだに、ピアノを練習するときの思考回路は使っているような
気がするのです。




子どもの頃、悲壮感あふれるワルツを弾くのに、せいいっぱい悲しいことを
思い浮かべて悲しくなって弾いても、全然悲しそうに聴こえなくて先生に
もう弾かなくていいですって言われたことがあります。どうしたら弾ける
のだろうと、数年間ずっと折にふれては思い出していました。そしたらあるとき、
できそうな気がして、ひょっこり思い通りに弾けるようになったのです。その時
何か悲しさを知ったとかでは全然なくて、時が熟したということなのではないかと
思うし、人って成長するのだ・・・と感じたことでした。自分の中にテーマを寝かせて
時々取り出していると、いろんな体験と経験がつながって、必ず分かる時がくると
確信したのですが、この考え方は、次々と結論が要求されるお仕事には全然
使えませんです・・・。
ここ2ヶ月の雑誌ミセスの、大江健三郎氏の対談で「用心深く注意する」話が
ありましたが、自分はこの体験を思い出しました。
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by tsnote | 2006-01-12 12:42 | dairy